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■■■12人の怒れる男
2009/01/31 Satキネマのベンチ
シドニールメット監督の名作中の名作でございますね。

本日、しばらくぶりに観ました。
そして、不覚にも涙してしまいました。

思えば、中学生の時にはじめて、「12人の怒れる男」を観たときは、若さゆえの壮絶な感動に胸が震えました。

「こんな素晴らしい映画があるのか!」
「密室劇でもこれほどまでに、おもしろい作品が作れるものなのか!」

と、しばらくは興奮が修まらなかったものであります。

さきほど、「若さゆえ~」と申しましたのは、やはり当時の正義感の強さと視野の狭さのことが思い出されるからであります。

ま、あらためてこの歳で観ると、また違った視点を自分が持ったことに気付いたから、そう言えるのですがね。

なんと言いましても、最初に無罪と主張するヘンリー・フォンダの存在感と疑問を投げかけてゆく弁舌の巧みさは、今でもまったく素晴らしいと思うのですが、その他の陪審員の一人一人がこれまた説得力のあるお芝居をされているのでございます。
むしろ、11人のおかげでヘンリー・フォンダが“立たせてもらっている”みたいです。

昔はたんに、緊張感のある内容とストーリーのおもしろさに引き込まれて「ダ===っ」と観終わっただけでしたが、今回は《奥行き》と言いますか、有罪を主張する面々までじっくり感情移入して観られた感じで、それは自分のこれまでの経験が少なからず反映しているのだらうなと思いました。

じりじりした蒸し暑さと、その効果。
それぞれの人物の立ち居振る舞い。
アップと引きのショットの使い分け。
よく演劇では対立の構図を頭に入れて、芝居したりしますが、それをかなり印象深く使って、ごく自然に観客に物語の進行を伝えていること。

今回は、そんな細々した所もみられて、丁寧に作品の世界に入っていけました。

そして、いはゆる正義の“敵”であるところの、最後まで有罪を主張する【第三陪審員】に感動して涙したのは驚きでありました。

これは、中坊の時代にはなかったことです。

なんとなく大人になった感を、自分、感じてしまったであります・・・。


まあ、この傑作をモチーフに「12人の優しい日本人」が作られた時には、まったくのフィクションとして笑っておりましたが、我が国でも陪審員制度が導入されるとなっちゃ、“他人事”としてへらへらしてもいられなくなったわけで。


まさか、自分が映画のような立場になるかもしれないなんて。。。

人生まったく分からないもんでございますね。

そんなわけで、たぶん今後どんどん上映が推進されていくであろう「12人の怒れる男」
皆様も、いまさらながら見直してみても損はありませぬよね。
うんむ。
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帝釈天アニー

Author:帝釈天アニー
役者。と思います。
一人芝居のDMから映像からその他もろもろは何とか自分でやってる制作者でもありやす。マイナーの女王になりたいようななりたくないような、「第一印象はあてにならない」が信条の遅れてきたアイドル志願。

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